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ットを使用しいる。このオート・パイロットとGPSはカップリングしており、これによって各進入フィックスヘはGPSによって飛行可能である。進入許可はチャタヌガ・アプローチから取得する。
初期進入フィックスは川の上空に設定されており、ここから短いレグをつないで川の上空を曲線状に飛行する。各レグが短くすぐに次のウェイ・ポイントが来るため、パイロットはコースの確認、高度処理等で非常に忙しい。進入は70ktで飛行、高度処理は700ft/min程度の降下率で行っている。ヘリポートからO.4mile離れた着陸復行点で本アプローチで許可されている天候条件が満足されていれば、そのまま目視により進入を続ける。もし進入が不可能な場合、右に上昇旋回しホールディングポイントにむかい、チャタヌガアプローチにコンタクトし、レーダー誘導によりチャタヌガ空港に計器着陸(ILS)を実施する。
飛行中の機体位置はGPSによってだされ、データ・リンクによってヘリポートに送信され、運航管理室のディスプレー上に映し出されモニターされている。機上にも同様のディスプレイがあり、地上と同様の映像を映し出している。このディスプレイには周辺の地図がはいっており飛行安全に役立っている。
また、この地図から、緯度、経度が読み取り可能であり、このデータをもちいてフライト・プランを作成し、そのままオンラインで管制機関にフライト・プランを送る事が可能である。フライト・プラン入力後、約3分でIFR出発許可を得ることができる。

 

 

 

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